プレスリリース:虹彩スキャナー Oslux SFH 4786 S

虹彩スキャナー設計がより簡易に

オスラム オプトセミコンダクターズが、より進んだ生体認証用赤外LEDを提供

10.12.2015 | Trade Press

オスラム オプトセミコンダクターズのSFH 4786S赤外 LED (IRED) は、虹彩認証システムの複雑性を減らし、薄型化を可能にします。1.6 ミリメートル (mm) のこの新 IRED は、従来型より約1/3薄型です。出射角度に微妙な角度付けがあるため、通常必要とされる正確なジオメトリ調整のための機械的補助が不要です。

ある人物と他人の虹彩パターンの相違を認識することは、最も高信頼性の生体認証法のひとつです。この技術は最近、未承認アクセスからの保護のためにスマートフォンとタブレットで採用されています。オスラム オプトセミコンダクターズは2014年に、モバイル機器への小型で信頼性ある虹彩スキャナーを可能にした初のIREDである、Oslux SFH 4780Sを発売しました。厚さ2.4 mm のSFH 4780S は最大限の光取出しのために最適化されていましたが、このSFH 4786S はさらに薄い1.6 mm で、高さの余地がほとんどなく究極の低背型エミッタを必要とする設計の需要をカバーします。

SFH 4786Sの全く新たな特長は、8度傾斜した出射角度です。このわずかな側面発光特性が、少し離れて組み込まれるカメラの画角への利点となります。その結果システム全体のパフォーマンスは、垂直上方出射のエミッタによるシステムよりも、大幅に向上します。これまでの虹彩スキャナーでは、IRED を微妙に傾斜させるために機械的方法が採用されていました。「SFH 4786Sでは、この追加費用が不要となります」とオスラム オプトセミコンダクターズのマーケティングマネージャーBianka Schnabelは語っています。 「また当社の顧客にとっては、虹彩スキャナー設計における複雑性レベルを大幅に低下できます」。さらに+-13度のやや広い放射角度により、モバイルデバイスへの 虹彩スキャナーの通常作動距離における、より広範囲の照射が可能になります。 SFH 4786Sの放射強度は、電流1 アンペア (A)時で標準 1,750 ミリワット毎ステラジアン (mW/sr) です。

SFH 4780Sと同じく、このSFH 4786S の発光波長は810ナノメートル (nm)です。このスペクトル範囲は、あらゆる色の虹彩に対しての高コントラスト画像を可能にします。素子はナノスタック設計によるもので、1つのエミッタに2つの発光中心を持ち、最大限の光出力を提供します。両方のIREDは高効率の Osluxパッケージに基づいており、 内蔵リフレクターと適切な内部レンズによって非常に緊密に光を焦点化します。そのため非常に高い放射強度を提供するだけでなく、フラットな表面のため処理が極めて容易になっています。また25 ケルビン毎ワット (K/W)という低熱抵抗も、特筆すべきもうひとつの特長です。設計者が考慮すべきSFH 4780Sとの相違は、SFH 4786Sコンポーネントがより薄型という点だけで、 フットプリントは同一です。

すでにSFH 4786S は、リクエストによりカスタマープロジェクトへの入手が可能です。量産開始は2016年1月末予定です。

テクニカルデータ Oslux SFH 4786S:

サイズ3.5 mm x 3.5 mm x 1.6 mm
波長810 nm
放射強度typ. 1,750 mW/sr bei 1 A
出射の傾斜角度
放射角± 13°
熱抵抗25 K/W

オスラムについて

ドイツ・ミュンヘンに本社を置くオスラムは、100年以上の歴史を持つ世界をリードする照明メーカーです。当社の製品ラインナップは、赤外照明やレーザー照明など半導体技術に基づく先端技術アプリケーションから、建築や都市におけるスマート照明や接続照明ソリューションに及んでいます。オスラムは2015年度(9月30日決算)で世界中に約33,000人の従業員を擁し、約56億ユーロの収益を挙げました。当社はフランクフルトおよびミュンヘン証券取引所に上場しています(ISIN:DE000LED4000; WKN:LED 400; 銘柄コードOSR) 。詳細情報はwww.osram.comをご覧ください。