近赤外分光法は、対象物の“分子の指紋“を識別します。食品成分はもちろん、鮮度の判定も可能になります。

携帯で品質チェック:オスラムが世界最小の分光分析用広帯域赤外LEDを発表

新蛍光体技術で3倍の効率を実現したOslon P1616 SFH4737

28.09.2020 | Trade Press

商品棚のシャツはホントに綿100%?美味しそうなスーパーのリンゴ、でも中味が腐ってビタミン不足?分子構成の分析がこの疑問に答えてくれます。それを可能にするのが近赤外分光法です。オスラム オプトセミコンダクターズは、分光分析用の小型で特に高出力な広帯域赤外エミッタ開発における長年のリーダーです。広帯域特性に加えて、搭載する機器の電力効率がシステムメーカーには重要となり、コンパクトなサイズも同様です。オスラムのOslon P1616 SFH 4737はこれらの特性はもちろん、カスタマーにはさらに進んだ利点があります。それはこの製品によって間もなく実現する、携帯機器の分光法ソリューションです。

近赤外分光法の赤外光源で最も重要なのは、放射光の波長が可能な限りの広帯域をカバーすることです。この帯域が広いほど、より多くの対象物が分析可能になります。水の成分分析では、対象物を広帯域(通常 650 ~ 1050nm)の赤外光で照射します。この光の一部は反射し、それ以外は吸収されます。対象物によってこの比率が違い、その成分に特有の“分子の指紋“が識別されます。この反射光を特殊な検出器が収集します。ソフトウェアがこのデータを処理し、クラウドに保存された詳細情報と照合して最終的な分析結果を生成するのです。

Oslon P1616 SFH 4737は、市場にある分光法用の近赤外線LED (NIRED)として世界最小です。

1.6mm x 1.6mm x 0.9mmと極めてコンパクトサイズのオスラム Oslon P1616 SFH 4737は、市場にある分光法用の近赤外線LED (NIRED)として世界最小で、従来のオスラムのポートフォリオの最小製品のわずか半分の大きさです。このNIREDがスマートフォン用に理想的なのは、コンパクトな設計だけでなく350mAで74mWという傑出した出力もその理由です。これは従来製品の約3倍のピーク値です。この新製品は18mW/sr と指向放射強度にもすぐれ、この値は従来のオスラムNIRED製品の2倍です。

広帯域で発揮される高い性能は、分光法おいて新たな利点を提供します。多くがシリコンベースである検出器は、波長が長いほど感度が落ちます(特に950nm以上)。従来は、これを補うためにより高電流が必要でした。新しい蛍光体の優れた性能によって、本製品はより長い波長でも出力が高く、システム全体の電力消費の抑制が可能です。

「Oslon P1616 SFH4737は、当社の長年の赤外光分野での経験と卓越した開発ノウハウを改めて実証したものです」とオスラム オプトセミコンダクターズ、センサー部門プロダクトマネージャーの Carola Diezは述べています。「当社のNIREDを携帯機器の分光法ソリューションに採用することで、食品鮮度の識別だけでなく、偽造医薬品や紙幣の識別にも役立ちます。農業分野では、農作物の理想的な収穫時期を判断する重要なツールになります」。

分光法の詳細は、当社のウェブサイトをご覧下さい。

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Press contact: Steven Wang

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Steven Wang
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オスラムについて

ドイツ・ミュンヘンに本社を置くオスラムは、110年以上の歴史を持つ世界をリードする先端企業です。当社の製品は主に半導体系技術に集中し、バーチャルリアリティから自動車の自律走行、スマートフォンから建築や都市空間におけるネットワーク、知的照明ソリューションに至る、非常に多岐に渡るソリューションで使用されています。オスラムは光の無限の可能性を活かし、人々やコミュニティの生活の質(QoL)を向上させています。世界中で、オスラムのイノベーションは視認性の向上のみならず、通信、交通、労働、生活の向上を可能にします。オスラムは2018会計年度末(9月30日決算)時点で、世界中に約27,400人の従業員を擁し、2018会計年度は約41億ユーロの収益を挙げました。当社はフランクフルトおよびミュンヘン証券取引所に上場しています(ISIN: DE000LED4000; WKN: LED400; 銘柄コード:OSR)。その他の詳細は www.osram.comをご覧ください。