SmartVIZプロジェクトは、自動車インテリア用途の新しいビジュアライゼーション概念を研究し、透明バックプレーンでの高解像度のイメージングシナリオを実現します。

SmartVIZプロジェクトがマイクロLEDで探求する革新的なビジュアライゼーション技術

オスラムが、LCDやOLEDより輝度・ロバスト性に優れ、より効率的な照明ソリューションをASM AMICRA及びフラウンホーファーIISBと協同しています。

10.04.2019 | Trade Press

フォトニクスのリーダーであるオスラム オプトセミコンダクターズは、µLED(マイクロLED)を使用した高解像度ビジュアライゼーションソリューション原理の新規開発プロジェクトへの参加を発表しました。2018年11月に開始されたこのプロジェクトは、バイエルン州経済・地域開発・エネルギー省の資金によるものです。µLEDという用語にはまだ標準化された定義はなく、発光素子の一辺が100 µm未満という緩いガイドラインがあるだけです。µLED技術は、広いダイナミックレンジで極めて高輝度を生成し、拡張現実アプリケーション等の未来のメガトレンドで主要な役割を果たすことができます。当プロジェクトでは、自動車インテリアの用途に焦点を合わせています。プロジェクトの完成は2021年10月を想定し、 その時点で最初のデモンストレータが発表される予定です。

直接発光のµLEDピクセルに基づくイメージングデバイスは、ビジュアライゼーション市場における破壊的革新と考えられ、LCDや OLED等の副次的な技術分野にも可能性をもっています。これらの比較的旧い技術は、電力効率、コントラスト、輝度、機能面の基本的限界やそれに関連する他の限界があります。このSmartVIZ研究プロジェクトの目的は、以降の2年半でµLED技術を使用した未来的透過型、高解像度、自発光型ビジュアライゼーションソリューションの基礎を提供することです。

ワークパッケージは3つの主要技術に注力することが想定されています。1つ目は効率的なµLED光源の設計、2つ目はそのサブコンポーネントレベルでの処理、3つ目が最終アセンブリです。赤色、緑色、青色のµLED構造で、効率的かつ高輝度のイメージピクセルとして機能することでしょう。これらの概念とアプリケーションの実用のためには、部分的に現在のマクロLED 素子と全く異なる、基となる物理的原理の深い研究が必要となります。

当プロジェクトではまた、透過型かつフレキシブルなイメージエンコーダへの新規アプローチを採用した、µLEDのコンポーネント統合に取り組む研究も実施予定です。個々のピクセル制御に関しては、研究者はイグゾー薄膜トランジスタ(インジウム・ガリウム・酸化亜鉛TFT)に基づく透明基板に焦点を合わせます。このアプローチにより実現する準透過面により、µLEDが動作すると画面上に見えるのは純粋なコンテンツのみです。ドライバ用エレクトロニクスにこうしたアクティブマトリクスバックプレーンを採用することで、µLEDの画像レンダリングに超高解像度ビジュアライゼーションのシナリオが可能となります。

もうひとつのワークパッケージは、自動化されたパラレルアセンブリを介して、大量のµLEDチップのソースウェハからバックプレーンドライバエレクトロニクスへの高速移載を可能にする処理コンセプトを目標とする予定です。ここでカギとなる要件は、約1.5 µmという位置精度です。この微細素子(一辺が40 µm未満)の精緻な移載法の研究には全く新しい技術的アプローチが必要ですが、それも当プロジェクト内で取り組む予定です。

このコンソーシアムのパートナーはいずれも、想定された技術革新を実現するのに必要な専門性を持っています。例えばASM AMICRAは生産自動化、特にフォトニックアプリケーションのハイテク分野の専門企業です。同社は、当プロジェクトにフォトニックコンポーネントのマイクロアセンブリの専門性で寄与します。フラウンホーファー集積システム・デバイス技術研究所(IISB)は、パワーエレクトロニクス及び半導体デバイス製造技術が専門です。IISBは、マイクロピクセルビジュアライゼーション コンポーネントに実装する透明エレクトロニクス回路の設計・製造を行います。

オスラム オプトセミコンダクターズのSmartVIZプロジェクトリーダーであるHubert Halbritterは、当社の役割を次のように述べました。「マイクロピクセルイメージングコンポーネントの深い専門性を持つプロジェクトパートナーとして高効率かつ高輝度ピクセルの研究を担います。各パートナーと共同で、この主要な未来技術の市場の1つで技術的主導力を高めることが目的です」。

Press contact: Ellen Xu

プレスコンタクト

Ellen Xu
e.xu@osram.com
T: +86 21-5331 8728

オスラムについて

ドイツ・ミュンヘンに本社を置くオスラムは、110年以上の歴史を持つ世界をリードする先端企業です。当社の製品は主に半導体系技術に集中し、バーチャルリアリティから自動車の自律走行、スマートフォンから建築や都市空間におけるネットワーク、知的照明ソリューションに至る、非常に多岐に渡るソリューションで使用されています。オスラムは光の無限の可能性を活かし、人々やコミュニティの生活の質(QoL)を向上させています。世界中で、オスラムのイノベーションは視認性の向上のみならず、通信、交通、労働、生活の向上を可能にします。オスラムは2018会計年度末(9月30日決算)時点で、世界中に約26,200人の従業員を擁し、2018会計年度は約38億ユーロの収益を挙げました。当社はフランクフルトおよびミュンヘン証券取引所に上場しています(ISIN: DE000LED4000; WKN: LED400; 銘柄コード:OSR)。その他の詳細はwww.osram.comをご覧ください。